2010年2月24日水曜日

NSR250R-SPネイキッド ブレーキオーバーホールPart1

NSR250R-SPネイキッドの前後ブレーキをフルオーバーホールした。

オーバーホール前のネイキッドのフロントブレーキ一式。


SPレーサーのフロントブレーキ一式。


ネイキッドのリヤブレーキ一式。
SPレーサーのリヤブレーキは、なぜか行方不明だ。

どれも10年以上経過している。
特にリヤブレーキは汚いなぁ。

ネイキッドのフロントブレーキマスターシリンダー。
固着は無いが、ブレーキフルードリザーバータンクステー取り付けボルトが
折損している。


SPレーサーのマスターシリンダーは、超固着。
ブレーキフルードが完全に固形化してるよ orz

両方洗浄後にマスターシリンダー内をラッピング。
微妙な判定後にSPレーサーマスターシリンダーを採用した。

フロントキャリパーはSPレーサー&ネイキッド&ストックの5個から
状態の良い物を選択した。


キャリパーを締結している特殊形状のボルトは、E12のトルクスだ。
このKTCのソケットで全てのキャリパーを分解。


分解後は、キャリパーピストンをエアーにて押出し・・・・


ピストンシール&ダストシールを、あしげ謹製シールリムーバーにて
スムーズに取り外す。
画像上部の白いSSTがシールリムーバーだ。
素材はエンジニアプラスチックのPOM。
通称ジュラコンだね。
φ5の棒素材をグラインダーで研磨して作成した。
こいつで作業すると、キャリパーシール部への攻撃性が高い市販の
金属素材のリムーバーは使えない。
SPLシールリムーバーで老朽化したシール類を取り外した。


5つのフロントキャリパーを分解後は、キャリパーピストンの
状態を確認し、最良の状態の固体を選別したが・・・・

異径ピストンの小径側が足りない。


大径側は比較的腐食が少ないが、小径側は腐食が酷い固体が多かった。
キャリパー下側に位置しているのが原因なのかなあ。
ピストンシール部をを全て研磨後に、使用可能な固体を選別しよう。

お次はリヤブレーキマスターシリンダーのオーバーホール。
固着は無く、シリンダー径も規定値内。
洗浄後は、インナーパーツを新品でインストールし、新品同様の完調に仕立てよう。


リヤブレーキキャリパー&ピストン。
ピストンの見た目は汚いが、深い腐食は無さそう。
このピストンも洗浄&研磨して、状態を見てみよう。


洗浄乾燥後のメッシュホースを初めとしたブレーキ関連部品達。
キャリパー&マスターシリンダーのオーバーホールが終わったら、
最適な経路でフィッティングする予定。


NSR250R-SPネイキッド復活作業が最終段階を迎えつつある。

今後の作業は下記ね。

1:外装(SPレース用シングルシートを改造予定)
2:ハイワッテージバイキセノンHIDプロジェクターヘッドライト&LEDウインカー&テールランプ
3:凹んだチャンバーの成型(ワンオフでチャンバー内圧保持部品作成予定)
4:登録
5:前後タイヤ交換

こいつらを順次クリアして、春には新生NSRネイキッドで走り出したいな。


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